■手話通訳を依頼する主催者の方々へ

よりよい通訳を提供できるよう、下記のとおり通訳環境の整備にご協力・ご配慮をお願いいたします。

 

1.通訳者の人数

手話通訳は高度な情報処理を行うしごとです。連続した手話通訳においては20分を経過すると疲労が高まり正確性が低下することがあります。そのため講演会や会議など長時間の通訳の場合、複数の手話通訳者が15~20分ごとに交替しながら通訳を行います。また、パネルディスカッションやグループワークなど、行事の形態や時間によって手話通訳者の人数が変わってきますので、事前にご相談ください。

 

2.資料の事前準備

手話通訳者は、正確で的確な通訳を提供するなど通訳の質を高めるために入念な事前準備(学習)を行います。通訳内容に関する資料*を事前にご提供ください。

 *資料(行事案内チラシ、進行表、司会原稿、会議レジュメ、講演レジュメ、パワーポイント原稿、研修講習のテキスト等)

 

3.手話通訳の位置と照明

手話は目で見る言語です。手話通訳者の位置は聴覚障害者から見やすいところに設定してください。また、会場の照明や採光に十分にご配慮ください。パワーポイントやスライドを投影するため会場を暗くしたり逆光になる場所では手話や口形などが見にくくなります。また、会場の広さ、聴覚障害者の人数などにより適切な通訳の位置は異なります。通訳開始前に手話通訳者と相談をお願いいたします。

 

4.音響

発言が聞こえないと通訳はできません。通訳者の位置で、発言者の音声が明瞭に聞こえるようご配慮ください。会場の広さによっては、マイクやスピーカーのご用意をお願いいたします。また、壇上で通訳を行う場合、客席向けのスピーカーでは通訳者が聞きにくいこともあります。その際は、通訳者用のスピーカーをご用意ください。

 

 

○要約筆記依頼時のお願いは こちら